Last Updated on 2023年12月28日 by カメさん
こんにちは!看護師のカメさん(@49_kame)です。
この記事は3~4分程度で読めます。
今回は看護系大学院の英語試験の対策について説明します。
英語を苦手な人も多いと思いますが、好きな論文を探しながら楽しく対策しましょう。
看護系大学院の入学試験までにやるべきことを確認したい方は【大学院入試までにすることは?】看護師も大学院へ行こう「試験までにやることを整理しよう」を参照してください。
大学院の英語試験はどんな形式?
看護系大学院の英語試験は下記のような形式で行われます。
英語の試験はどんな形式?
- 試験日に各大学院で作成した問題を解く場合
- 事前にTOEICやTOEFL等の外部試験の点数を使用する場合
- 英語の面接試験がある大学院もある
英語試験については外部試験(TOEICなど)のスコアの提出で良い学校と、入学試験当日に試験を受ける形式の2つがあります。珍しいですが、英語面接を取り入れている大学院もあります。
TOEICは独学でもできるので、好きな参考書を買って初めてみましょう。独学に自信が無い人は、アプリやコーチングを活用することをおすすめします。アプリだとスタディサプリEnglish ビジネス英語 、コーチングだとスタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン が有用ですので使ってみてください。
英語試験の過去問が公開されているか確認しよう
外部試験の場合は参考書なども多く出版されているため勉強もやりやすいですが、各大学の試験の場合は過去問が重要となります。
大学院入試の英語試験は過去問が公開している場合と非公開の場合があります。
公開している場合は問題ありませんが、非公開の場合は事前相談の際に教員や先輩から過去問の情報を確認しましょう。
大学院入試は参考書とかもないから情報収集が大事だよ
大学院の英語試験は英語論文を読む試験が多い
大学院の英語試験では論文の一部分読んで答える問題が多く出題されています。
例えばどんな問題?
- 抄録や論文の1部分が記載されている。
- 設問は「下線部位を和訳しなさい」や「研究デザインを日本語で説明しなさい」など。
入学したら海外論文を読んで同じような作業を頻繁にするよ。だから試験対策で英語論文を読む練習をしておけば今後も役に立つね。
どうやって勉強したら良いの?
ここからは私の勉強法を紹介します。もしどうやって勉強したいか分からない方は参考にしてみてください。
ステップ1:辞書を用意する
まずは辞書を用意しましょう。「紙の辞書」もしくは「電子辞書」です。
単語はスマホで調べた方が便利だけど、試験で辞書が持ち込めるかもしれないから試験対策のために辞書に慣れよう。
ほとんどの試験で辞書の持ち込みは可能です。しかし持ち込み禁止の場合や、電子辞書を持ち込めない場合もあるので事前に試験の条件を確認しましょう。
ステップ2:英語の論文を用意する
試験勉強に使用する論文を用意しましょう。
重要なことは、興味のある分野の用語を検索して自分が面白そうだと思う論文を選ぶことです。
論文はPubmedで検索すると便利です。
検索窓に適当に単語を並べる(スペース入れて)とand検索されるのでやってみてください。検索された論文の中で、面白そうなタイトルの論文を選びましょう。
試験勉強で使用した論文は入学後の自分の研究にも役に立つから保存しておいてね。
論文は出来るだけ量的研究を選びましょう。また研究デザインも様々な形式を読むことができると理想的です。
ステップ3:論文や抄録をPI(E)COでまとめる
ステップ2で選んだ論文や抄録を、PICOPECOでまとめましょう。
抄録であれば頭から読んでも良いですが、論文の場合は背景のところから読んでいるとボリュームが多すぎるので、概要を整理することが重要です。
PICOやPECOを利用して概要を整理していくことは、今後論文を読む上でも役に立ちます。
ステップ4:分からない単語を書き出す
概要が整理出来たら、気になる単語を書き出しましょう。
論文を普段読みなれていないと知らない単語が多くあると思います。分からない英単語は全部を抜き出す必要はありません。論文のキーワードになっていそうな単語だけ書き出しておきましょう。
また背景における「Recently」や「Previously」、結果における「As a result」「We concluded」など、論文のポイントになる英単語・用語は書き出しておきましょう。
ステップ5:分かったことや疑問をまとめる
最後は文献を読んで、分かったことや疑問を簡単にまとめましょう。クリティークの視点でまとめることが重要です。
これで試験勉強だけでなく立派な資料ができました。一石二鳥ですね。
ここでまとめたことが、今後の研究に使用できる先行研究となるかもしれません
英語試験で合否が決まる
大学院の入学試験は以下のような内容で構成されています。
筆記試験や小論文などの専門試験は在籍している大学院生に過去問を聴いたり、研究室の教員に予想問題を聴くなどの対策が取れるため、ここでは差がつきません。当然、面接でも大きな差はつきません。そのため、勝負となるのが英語試験です。
基礎英語力が鍵を握る
英語の論文を読むためには、小手先のテクニックではなく基礎的な英語力を身に着けることが重要です。論文の内容は様々です、筆者の人種も様々です。そのため、柔軟に対応できる英語力が求められます。また英語力は入学試験だけでなく、大学院入学後も英語の論文を読む際などに必要となるため、苦手な人はいまのうちに鍛えておきましょう。
基礎的な英語力はTOEICなどの目標を作って身に着けることがおすすめです。TOEICが外部試験として認められているのであれば、一石二鳥です。独学でも始められるので、参考書を買って始めてみましょう。
大学院入試は論文を読むテストだからTOEICを勉強しても意味がないと言う人もいるけど、基礎的な英語力がないと、論文なんて読めないからね。1つの目標としてTOEICはおすすめだよ。点数を履歴書に書けるっていうのもおすすめポイントの1つかな。
独学が苦手で何から手を付けて良いか分からないという方は英語学習サービスの活用もおすすめです。下記におすすめの学習サービスを載せていますので参考にしてください。
まとめ
大事なことは、「興味のある論文を読むこと」「色々な論文を読むこと」「読みやすい論文を読むこと」です。
研究の内容や著者の国籍によっても読みやすさが異なります。そのため1つの論文を完璧にするのでは無く、概要をまとめながら、様々な種類の論文に触れていきましょう。
読んでも良く分からない論文にはこだわりすぎずに、色々な論文を読もう!
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